Geomarketing：ジオマーケティング

●Geomarketingとは次のように理解すべきでしょう。

①まず、市場のコンシューマーのニーズや求めるベネフィット等を軸にセグメンテーションを実施し、

②次に、こうしたニーズやベネフィットと相関関係が強いと思われるデモグラフィック変数を特定し、

③潜在顧客の特定を、詳細な地域・地区のデモグラフィック分析で行い

④販売の完結する現場（各地区の実店舗・仮想店舗）でマーケティング展開を実施し顧客理解を深め、商品戦略・価格戦略・流通戦略・販売戦略・コミュニケーション戦略を進化成長させていく。

⑤顧客理解を深める過程で得られる顧客の質的情報を、デモグラフィック分析で得られた定量的情報を元にマーケット・ポテンシャル（市場の可能性）を推定し検討・意思決定していく。

Geomarketingは、小売業・卸等の流通業が「ＰＯＳデータ・自社顧客情報等だけでは見過ごしていたマーケット・ポテンシャル（市場可能性）」の発見に役立つでしょう。
また、メーカーが販促・広告はマーケティング担当・流通業への販売は営業担当ではなく、重要な市場セグメントに対しコトラーの言う専任の「市場セグメント・マネージャー」を置き、重要な市場セグメントのマーケティング展開を売りの完結する販売の現場（各地区の実店舗・仮想店舗）まで責任を持ってわせるのにも役立つでしょう。