●目的:
「推奨」「継続・優先購買」というロイヤルティ行動を増加させる効果の高い「知覚品質要素」を明らかにすることです。
●対象:
ロイヤルティ・マネジメント・モニタリング調査から「継続購買客」〜「コミットメント推奨客」を有意抽出 400サンプル以上(回収サンプル)
●実施時期:
1〜3年に1回程度
●主要調査項目:
1)ロイヤルティ:
「推奨意向」「優先購買意向」「継続購買意向」、回答可能性に応じて各実績データを問う質問を加えます。
2)品質知覚要素を構成する質問項目:
「継続購買客」〜「コミットメント推奨客」各層からクリティカル・インシデント法(面談による質問項目抽出ヒアリングの手法)等を使い調査対象の評価レンズに合った項目でもれなくカバーされるように質問項目設計します。
●分析:ロイヤルティ・インパクト係数を求めるPCR分析
1)「ロイヤルティ行動要素」を「ロイヤルティ」という目的変数に、「知覚品質要素」を「ベネフィット」という説明変数に主成分分析で合成し、重回帰分析で「ロイヤルティ・インパクト係数」を求めるPCR(主成分回帰分析)解析を行います。
※PCRは、因果関係をモデル化する解析方法です。 「ロイヤルティ・インパクト係数」は「知覚品質要素」の評価点が0.5ポイント上がると「ロイヤルティ」が何ポイント上がるかを示し、因果関係の強さを表す係数です。
2)ロイヤルティ・インパクト係数と知覚品質要素の評価標準偏差から、インパクト係数が高く(改善効果が高く)・評価標準偏差が低い(改善余地が大きい) 「知覚品質要素」を差別化要素として抽出します。