
検索エンジンのロボット対象のhtmlテクニカル・マーケティング
●ヒトと検索エンジン(ロボット)のマーケティングを両立させるhtmlテクニカル・マーケティングスキルが必要です
でなければ10位以内を可能にするには、お金と労力を掛けて質のいい非リンク先を確保しなければ現状では困難です。
1.ヒトの視覚と検索エンジンロボットの聴覚的html構造
サイトを訪れるヒトは眼でサイトを見ます、だから視覚的デザインや配置は重要です。
TOPページデザインで、Webデザイナーが作るものは文章が少ないページになります。フラッシュやムービーを使うことも当たり前なのが現状です。
検索エンジンのロボットは、視覚障害者の方向けの「読み上げソフト」でページを見ているようなものです。サイトのページの中の「htmlタグ」と「テキスト(文章)」を認識しています。
見た目の順番ではなく、「html」に記述された順番で認識していきます。 古い「table組み」の「html」は上の左の番号順に記述されています。
<title>や<keywords>や内容の要約を書いた<description>は前のページで説明しましたが、その後検索エンジンロボットは、このページが「table組み」だと左のサイドバーを読んでいきます。
これでお分かりでしょう・・・・・・腹が立つほど何のページか全く判断できません・・・・・・ロボットも飽きてしまい訴求テキストのところまで行かないでしょう!
ヒトも読み上げソフトで聞くと嫌になってしまいます。サイドバーを右に持ってきてもたくさんの画像BanaがBのところにあるでしょう。
基本的なhtml構造は、「table組み」 これでは×
●CSS(カスケード・スタイル・シート)によるBOX構造の視覚成形は最低条件となります
a)「float組の入子方式」 これでも× もう古典的方法
b)「float組の中にtableを持ち込むハイブリッド方式」 これは△ (縦組み対応できない)
c)position指定を使う「絶対位置指定」 ではじめて上の右のようなhtmlの構造が可能
☆ヒトに対しては視覚デザインが画面上部に来て
☆検索エンジンロボットに対してはテキスト訴求コンテンツがhtmlの記述の前の方に来ればいい
絶対位置指定の構築技術まで対応すれば最低必要条件が満たさるhtml構造ができます。
ヒトの視覚的に邪魔にならず、比較的長い文章が色々なブラウザやブラウザの文字の大きさ指定などでレイアウトが大きく崩れない構築技術が最低条件となるのです。
1から市販ソフトを使わずBlogの構築を出来る技術があるとこなら外部委託してもhtmlのテクニカルスキルは大丈夫でしょう。・・・・これが意外と少ない。
弊社が神戸に拠点を置いているからだけでなく、関西は異常に少なく、首都圏でもよほどこちらからhtml構築の技術的な指定をしない限りこのような作り方はしてくれません。
Webデザイナーに綺麗なヒト向けのビジュアル部分を作成されたものを、position指定を使う「絶対位置指定」でビジュアルを活かして弊社が再構築し直しています。
ある程度詳しくこの際構築の方法は配布する資料に盛り込んでおります。 ある程度のCSSに理解・知識のある方なら再構築は簡単です。
CSSのスタイルの一部やJAVAの一部をhtmlに残すようなところは配慮が足りません、ましてや多くを残しているような状態では話になりません。 htmlの外部化を徹底するぐらいは簡単なことです。
2.キーワードを強調する訴求コンテンツ作りと 各ページのキーワードの流れを作るクリエイティブ作業が何よりも上位表示には重要なポイントとなります
キーワードを強調する訴求コンテンツ作りのポイントは大きく3つです(検索エンジンロボット対策)
@テキスト量=150語程度以上、さらには500〜600語以上が望ましい
A語数にして、各キーワードが3%以上〜10%程度の出現率がある
B見出しタグの適切な使用と論理強調タグの適切な使用
150語は400字詰め原稿用紙で約1枚分、600語で約4枚分に相当します。
そのテキスト(文章)の中に設定したキーワードを、3%〜10%で盛り込む必要があります。この部分以外にもページ内にテキストが存在しますから、それも含めての語数でキーワードのこの出現率を満たさなければなりません。
ヒトを対象にしたコピーライティングではなく、キチンと内容を吟味して記述しながら、検索ロボットのことを充分に意識して書き上げて、実際にロボットの認識をシミュレーションしてキーワードの出現率を確認しながら文章を校正して行きます。
●社内資料や関係部署のヒアリングをして文章を作り、
●検索ロボットの認識シミュレーションをしてキーワードの出現率を調整する文書校正
をすることが上位表示させるためには絶対に必要な要件となります。
サイト内のキーワードの流れは、
●サイト内の各ページとのリンクの張り方(アンカーテキストとリンク量)
●各ページの<head>部分のキーワードの調整
をすることが必要になります。
たとえば、TOPページからサイト内の他の全てのページの<title>と<keywords><description>の記述ををエクセルなどで一覧にし、調整します。
サイト全体として、どんなキーワードを配分して検索者のキワード・ニーズをカバーしているか、TOPページのキーワードをどの程度サイト全体として重視しているかなど、この一覧表をもとに検討します。
サイトを作るWebの技術だけでは出来ないことがお分かりでしょう。
検索エンジンのロボットに対する、コンテンツのテストマーケティングの手法を使ってコンテンツの改善をしていかなければなりません
【日本の特殊事情】
弊社も、米国のSEO・SEMの専門家の検索上位表示のためのテクニカル・マーケティング・リサーチ結果をベースにしています。 (まだ日本ではあまりまともにやられていないのでしかたありませんが)
日本の特殊事情は、Yahooの検索が過半数を占め、Googleなど多様な検索エンジンが多い米国とは異なるという点にあります。
Yahooは未だにキーワードをそれなりに重視しています・・・・その点で力点を置く対応策も米国と異なるところがあり、だから特に日本では前のページのように<keywords>対策がより重要になっています。
また企業関係者等も米国ほど検索エンジンに対するテクニカル・マーケティングについてあまり関心がないまたは疎い状況にあります。
むしろ、「マーケティング」という言葉が先行し「Web広告」に非常に偏っています。
お金を払って儲かる「キーワード」で他のサイトよりも上の位置に「アドワーズ広告が表示される」ことに熱心になっている部分もあります。
外部リンクも組織力や資金力で何とでもなります、最低限の外部リンクの確保も当然私どももサポートしています。(数千件単位程度は確保する方法はございます) 取引先や社内グループのサイトとのリンクや、アフェリエイトとのリンクで質のいい数多くのリンクを組織力・資金力で稼いで上位に上がっているところが少なくありません。
販売促進レベルにあるWebマーケティングの日本の現状に対して、あえて私どもはSEO・SEMではなく「Webコーポレート・コミュニケーション」をプロデュースするスタンスをとっています。
検索需要のあるキーワードで、検索表示10位以内に入るようhtmlテクニカル・マーケティングスキルを核にWebコーポレート・コミュニケーションの重要なツールになるようにサイト構築をプロデュースすることにしています
株式会社MCプロジェクト 代表取締役 坊池敏哉
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