
3つ以下のキーワードに選択集中してページを構築する
(サイトの各ページごとに・・・・特にサイトのTOPページ)
サイトのTOPページのキーワードは月間検索1万件以上を選択する
●自社事業関連の高い月間検索数1万件以上の検索需要の多いキーワードで、
10位以内表示をさせ見込み客候補を多く集める。
●他の各ページには関連するが異なるキーワードで誘導して理解と関心を深めて行ってもらえるようなサイト構成にする。
1.キーワードの月間検索数を調べ、検索需要の多いものを抽出する
キーワードの月間検索数を調べるのは容易なことです。
いくつかのWeb広告系などの会社が提供している、キワード検索件数チェックツールを利用すればすぐに調べることが出来ます。
数百以上のキーワードについて(300個程度が望ましい)調べ、エクセルなど利用し「自社のキーワード帳」を作成しサイト構築のTOPページから各ページのキワード選定に使います。
@戦略的コーポレート・コミュニケーションの「キーワード」の設定
ここでは、2つほどキーワード検索件数チェックツールをご紹介しておきます。
●http://www.inventory.jp.overture.com/d/searchinventory/suggestion/ キーワードアドバイスツール
●キーワードアドバイスツールプラス(下に設置しています)
どちらも2007年4月のものですが、傾向は充分つかめるものとおもいます。
キーワードアドバイスツールプラス(EC studio):下の枠にに行って自社に関連する「キーワード」を所定の場所に入力し、そのワードの月間の検索回数がどのくらいあるかなどデータを自動的に出してくれます。
キーワードアドバイスツールプラス |
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@月間検索回数:そのキーワードが月に何回検索されたか=キーワードの情報を求める需要量
AGoogle・Yahooの検索結果:そのキーワードを含むページが何件あるか=キーワード情報の供給量
BGoogle・YahooのKEI:月間検索回数の2乗÷検索結果数=キワードに対する需要と供給のバランス
※KEIは数値が大きいほうが需要に対して供給が少なく、最適化をすれば上位表示されやすいという傾向が若干あります。実際にはこの値が低いものでも上位表示を可能にしてきましたのであまり拘らないでいいと考えています。あくまでも参考程度にしております。
※競合ページはそのキワードを重視した作りをしている件数です。
Aキーワードの選択と集中
「日本酒」の醸造企業を想定すると、キーワード帳の一部の見本が丈夫の画像です。
月間検索件数が1万件以上の「キーワード」が4つあります。
「酒」 「日本酒」 「つまみレシピ」 「つまみ」 ですね。・・・・TOPページのキーワードに選ぶなら
「日本酒」・「つまみレシピ」・・・・次に「酒」 こんな順で設定します。
酒というのはビールやワインや焼酎など多くを含み、日本酒醸造会社としてはどうするか悩むところです。日本酒の消費量をアップさせる目的のサイトを構築するなら「酒」を重視するでしょう。
「日本酒」というジャンルでの自社ポジションを高める目的ならば(日本酒業界3位以下ならば)、
「日本酒」・「つまみレシピ」次に「酒」の順にマーケティングの専門化の立場からはキーワードを設定することを勧めます。・・・・そして「日本酒」で10位以内を目指し、「つまみレシピ」(「つまみ」ではない)でも上位を目指し自社の企業価値・事業価値を高めるWebコーポレート・コミュニケーションを図ります。
これは、あくまでもサイトのTOPページのことです。
キーワード帳はもっと広くキーワードを探り数百のワードを用意します。日本酒に関連するTOPページ以下の各ページは「地酒」・「大吟醸」・「酒蔵」・「清酒」・「蔵元」・・・・など(「つまみレシピ」も同様に深く探り)TOPページのキワードを補完するように設定します。
<head>のなかの<meta name="keywords">は上位表示のためにはあまり重要な要素ではなくなってきていますが、Yahoo検索ではまだそれなりに重視されています。
日本ではYahoo検索のシェアが半分以上を占めています、この点が米国とは異なりまだキーワードタグはいらないとは言えない状況にあります。(日本の検索マーケットの検索環境)
ホームページのソースを見ていると、キーワードをたくさん並べ立てているところも良く見かけます。そういうところはTOPページの中のコンテンツ(特に文章)でどのキーワードで上位表示されるようにしようとしているのか検索エンジン・マーケティングが全く出来ていないところも多いです。
⇒戦略的なコーポレート・コミュニケーションが出来ていない!
TOPページのキーワードは3つ程度に絞込み、強調したい順を明確にして、
その次に「社名」や「ブランド」(1〜3個以内)を置くようにします。 社名やブランド名の認知を上げることに躍起になってもあまり意味がありません。 社名・ブランドの知覚品質(経営・マーケティングの専門分野でいう顧客がそのブランドに対して持っている価値)を高めるための情報受発信が重要です。
マス広告では、知覚品質を高めるほどの情報内容を発信できない・高コスト・反応率の低下・・・・Webコーポレート・コミュニケーションはそれが出来るマーケティング手段であり費用対効果を高めることができる。
⇒戦略的なコーポレート・コミュニケーション
自社・ブランドに対する顧客の知覚品質を高めるのに適した
「3つ程度のキーワードに絞り」+社名・ブランド で上位表示させる
顧客満足(CS)を高める、顧客ロイヤルティを高める、ネットプロモータースコア(NPS)アップしコミットメント推奨者を増やすなど色々な経営手法・コンセプトの実現にもオペレーション戦略メニューとしてWebコーポレート・コミュニケーションに取り組む必要があります。
2.アドワーズ広告に頼るだけでは経営戦略なし!
オーバーチュアなどアドワーズ広告を否定するものではありません。
アドワーズ広告は、ユーザーがクリックすることで初めて課金されるシステムの検索連動型広告です。
ホットな見込み客を呼び込む「キーワード」を、オークション形式で価格設定し、自社商品・サービスの購買にホットな見込み客を自社ホームページに呼び込むための優れたモノです。
「アドワーズ広告」は「販売促進」ツールです。マーケティングで言う「プロモーション」です。
購買意欲のあるホットな客を集めるための「キーワード」設定が重要です。
クリックして自社ホームページに来て、オファーや実際の注文をしてもらえる広告投資効率の高い「キーワード」が設定されるべきです。
企業価値・事業価値を高めるコーポレートコミュニケーションで狙う「キーワード」とは異なります、目的が異なります。
顧客満足(CS)を高める、顧客ロイヤルティを高める、ネットプロモータースコア(NPS)アップしコミットメント推奨者を増やすなど色々な経営手法・コンセプトの実現にもオペレーション戦略メニューとしてWebコーポレート・コミュニケーションに取り組むのです。
結果、小売業でなくとも「引き合い」や「顧客推奨からの紹介」や「これまで接触ができていなかった顧客業界からの問い合わせ」などのなど事業成長の機会が増加します。
「事業革新」「新規事業開発」・・・・言うのは易くなかなか実現しないのを上位表示し情報を受発信し「自社Webサイトに来てくれる人を劇的に増加させる」ことによってその糸口が見出せることでしょう。
たとえば、「日本酒」・「つまみレシピ」・「酒」+社名やブランドで、自社サイトのTOPページを検索上位表示させずに、アドワーズ広告で「日本酒」で表示させていては「ブランド戦略」「コーポレート・コミュニケーション戦略」に欠けているといわざるを得ません。
「アドワーズ広告」のプロモーションとしてもよろしくはありません。
3.マーケティングの専門家によるWebコーポレート・コミュニケーション戦略
SEO(検索エンジン最適化)やSEM(検索エンジンマーケティング)・・・・重要ですが個人でアフェリエイトなどでの収入など期待しているのではなく・・・・少なくとも企業経営者(規模の大小にかかわりなく、大きな規模なら事業部長や企画責任者クラスを含め)の経営という視点では、Webコーポレート・コミュニケーション戦略を意識しておく必要があると考えています。
ITに精通したWebの専門家・経営コンサルタント(中小企業診断士の方を含め)・マーケティングの専門家が、Webコーポレート・コミュニケーション戦略とそのオペレーション実務についての見識とスキルをもって、企業経営のサポートをすべきと考えています。
コンサルティングよりも、Webコーポレート・コミュニケーションのプロデュースが必要でしょう。
「スキルを持った現場のプロデューサー」でありたいと私は願っています。
株式会社MCプロジェクト 代表取締役 坊池敏哉
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